さて、次はどんな森の子を作ろうか…。
と考えていたときにふと思いついたのが「ビショップ(bishop=司教)」の衣装をまとった森の子でした。
さっそくアイデアを書き留めてイメージを具体化する作業に取りかかりました。
フェイスには装飾的な模様を。
本体の森の子はなるべくシンプルに。
シンプルだけど生地にはこだわってジャガード織りの上質なウール生地を使用。
司教さまの衣装はこんな感じに仕上がりました。
新たに仕入れたものと手持ちの素材を組み合わせてひたすらちくちく縫いました。
ゴージャスになりすぎない品のある仕上がりを目指しました。
仕上がった衣装を身にまとった森の子。
こちらは白いモヘアの伏し目タイプの子です。
後ろはこんな感じ。
クロスしてスナップボタンで留める作りになっています。
帯の先にはコードとパールで装飾を施しました。
こちらは黒いモヘアのきりりとした目元の子。
黒地にレースをあしらった珍しい(そして値段もお高い…)生地を使用しています。
黒いレースやブレードを組み合わせた装飾部分のUP。
白い子と黒い子。
生地合わせから仕上げまで同時進行で制作したので、まるで性格の違う双子のようです。
イメージをまとめていたとは言え、あれこれ試行錯誤しながら作っていたので完成までにかなり時間がかかってしまいました。
でもおかげで私の好きな要素がギュギュっと詰まった森の子に仕上がりました。
この子たちは「海福雑貨さん分室」に納品予定です。
毎回完成してすぐに手放すのはとても寂しいのですが、また新しい子を作らねば!というやる気に繋がるのでそれはそれでアリなのです。
海福雑貨さんで気に入ってくれる方に出会えますように…。