11月末に自宅療養中の父の様子を見るため実家の山形に帰省しました。
さくらんぼの木から落ちた葉っぱで埋め尽くされた庭。
まだ雪に覆われる前のこの季節がとても好きです。
普段は出不精な私のせいで家で遊ぶことが多い娘ですが、実家ではのびのびとお外遊びを楽しみました。
三輪車で何度も落ち葉や小石を集めてくるおチビさん。
集めたお宝を並べてお店屋さんごっこ。
のんびりと流れる時間に癒されました。
決して良くはないけれど、しぶしぶ病院での点滴を受けに行ってくれた父の姿を確認してから実家を後にしました。
それから3日後。
父は旅立ちました。
77歳でした。
病院での延命治療はしたくないと常々言っていた父でした。
とても頑固で、母の言うことには耳をかさない父でした。
それでも、無理矢理にでももっと早く入院させたほうが良かったのでは…と母は後悔していたようです。
父は、とても安らかできれいな顔をしていました。
だから私は、きっとこれで良かったんだよと母に伝えました。
尊敬する大好きな父でした。
娘と甥っ子くん。
おじいちゃんの記憶はきっと残らないんだろうな。
それでも父に孫を見せることが出来て本当に良かった。